バベル

2007年5月2日 映画
バベってきました。(一応書きますがネタバレあります)

も〜〜〜〜強烈に切なかった!!!
おばちゃん!!!!
もうたまらない。。。。あまりに不条理。あまりに不本意。悲しすぎた。。。
いくら後悔したって、時は戻せない。あの時の自分の行動をいくら責めたところで、起きた現実は変わらない。
怖い!!!ああ怖い。
おばちゃん。。。(号泣)
あー、思い出すだけで切ない。
ちょっと目を放した隙に、子供が電車に轢かれてしまう事故とか、車の中にちょっと寝かせておいて死なせてしまったとか、
そういうニュースを耳にするたび、自責の念とはどれほどのものなのか、「時を戻せるなら」と願う唯一の瞬間なんじゃないか、とか思う。
そして、このおばちゃんのように、ある日突然起こる悪夢のような出来事っていうのは、いつでも誰にでも、起こりうることなんだと思う。
怖い。。
子供が助かったのが救い。
おばちゃんの愛をひしひしと感じていただけに、
あまりに悲しかった。
おばちゃんの冤罪を晴らしてあげたかった。でも法も犯してるといわれれば、弁明の余地もないのか。。。
ぼろぼろになった真っ赤なドレスが泣けます。。。

私の中で助演女優賞決定。

そしてもうひとつ。
モロッコの兄弟!!!!!
これも怖いぐらいにリアルに伝わってきた。
私が一番感情移入したのは、この兄弟かもしれない。
ほんっとに怖かった。
純真無垢な子供が、軽はずみな行動により、重大な事件を起こしてしまう。。。(※後から読み返して、大きな勘違いにより書き換えしました。汗)
取り返しのつかないいたずらをしてしまった子供達の心を思うと、痛々しすぎて涙が止まらなかった。
この兄弟達のやりとりも、父に事実を打ち明ける時の状況も、本当にリアルだった。自分が子供の頃にもどったような感情になった。
そして、最後の、警官との衝撃的なやりとり。
銃がこの世からなくならない限り、平和なんて程遠いとおもった。
弟・ユセフが警官を撃ち、その後、銃を叩き壊し、両手を挙げて泣きながら出て行く場面。こんな切なく痛々しく、勇気のある子供達が、イラクや、戦場などでどれだけいたのかと思うと、
人間はなんて愚かなのかと思う。
こんなに恐ろしい銃が一般に使える米国って、マジ異常だ。

この子たちが本当に可愛くて、切なくて愛しくて、もうたまらなかった。

助演男優賞決定。

私にはこの二つのエピソードがあまりに強烈だったので、ブラピ&ケイト・ブランシェットと、東京のエピソードは、わりとオマケでした。(笑)
ケイト、マジ色白〜しれー!しれー!(白人だから当たり前)とか、凛子の演技や日本の様子を冷静に見てしまったから?
私が独身であり、また家族の愛を感じて育ったからなのか?

いやー、しかし面白い映画でした。
というか、
もうおばちゃんとモロッコ兄弟の存在が、強烈に私の心に焼きつきました。
思い出すだけでたまらない。
もっと書きたいことあるけど、長くなるので省略。

ずーーーーーーーーっとまえに録って放置していた21g、
今すっげー観たい。(笑)

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